読売新聞で「高校駅伝鉄剤注射」が特集されています。NEW

 読売新聞に、ここ数日、私達に関連性の深い記事が特集されています。高校長距離界で暗黙のルールのように行われてきた事実があります。

一昔前は、「造血剤」として違反性なく人知れず、使われていたのかもしれません。しかし2000年前後より、高校長距離界の駅伝熱が上がるにつれ、日本の長距離界の低迷がおこっていたように感じます。そこにどんな関係性があるのか、私共は考えなくてはなりません。

 勝利を優先するあまり、目先の成果のために、重度の貧血でもないのに生徒に鉄剤注射をさせている指導者は問題外ですが、1番の問題点は、選手が自らの競技力向上のために、保護者も交えて、医者に頼み込んで「鉄剤注射」をしているケースがあることです。この選手の行動の裏には、指導者からのプレッシャー、周囲の期待、メンバー争いなどがあります。保護者も知らないケースが存在すると考えられ、指導者も、もちろん気づかないため、自分の指導力に自信を深め、更なる不のスパイラルを生み出しています。インターハイや駅伝など大事な試合になると、ニンニク注射・鉄剤注射。貧血が少しでも疑われたら鉄剤注射。血液を輸血するなども有名な話です。指導者はそれに気付かず、自分の指導力を信じている。厳しい体重管理も大きな問題です。レースを見ていただけたら、あきらかに「健康的でない痩せ方」の選手がわかります。そこからくる、無月経を問題視している高校指導者がどれだけいるでしょうか?


 果たして、そこまでして勝ちを求めることが教育活動の一環である高校スポーツで必要なのでしょうか?

 ここまで全国高校駅伝の価値を下げた罪は重たい。そう考えます。
今の現状では、本当にまじめに頑張って努力している選手が非常にかわいそうです。「高校駅伝」「インターハイ」はあくまで人生の通過点でなくてはならない。自分のチームですら、過度なプレッシャーから生徒が間違った行動をするかもしれません。指導者は「自分のチームはやっていない」とただ主張するのではなく、「なぜダメなのか」選手に伝えていく必要がある。本チームはそう考えています。

2018年12月11日